2004年11月アーカイブ

掘削作業に着手 普天間代替地質調査 from 琉球新報 2004.11.16

 辺野古沖の掘削作業が始まるようだ。動きが遅い自分に腹立たしいが、今できる1000万円カンパを集めるために職場の知人に話をしている最中。協力してくれる人もいるのでいくらかにはなるだろう。

 辺野古の海上基地建設阻止運動がどのように行われているのか、今どうなっているのかをよく伝えているレポートがありますので、是非みてください(KEN-NYE's esseyさんの紹介です。ばっきょ隊長さんのエントリーで知りました)。
 Qリポート 密着!ヘリ基地反対派の一日 from QAB琉球朝日放送 2004.11.08

 また、現場にいる人たちの動きについては、シンさんの辺野古日記が詳しいです。

 イラクもそうですが、沖縄・辺野古もえらいことになっています。
 防衛施設庁が11月15日からボーリング調査をはじめるとの報道(施設局、15日にも掘削着手 辺野古沖、再び緊迫 from 琉球新報 2004.11.12)がありました。(ばっきょ隊長さんのサイトで知りました。感謝です。)

 引き続き、ファルージャの様子を伝えるレポートを。

 イタリア在住の飯田亮介氏(萬晩報通信員)が、PeaceReporter.netにクリスティアン・エリア氏が書いたレポート「ファルージャの呪われた人々」の翻訳を「反戦翻訳団」と「萬晩報」に掲載した。原文は11月8日にPeaceReporter.netに掲載されたもの。 全文および原文は以下のリンク先を参照されたい。

 【ファルージャの呪われた人々】クリスティアン・エリア、PeaceReporter.net(2004/11/08.Iraq) from 反戦翻訳団?Antiwar Translation Brigade? 2004.11.11
 (原文はPeaceReporter.net
 翻訳者の飯田氏のサイト=飯田亮介のホームページ http://www.ryosukal.com
 萬晩報の当該記事=http://www.yorozubp.com/0411/041111.htm

 このところ転載・紹介ばかりですが・・・
 「イラク人医師モハメドさんからのメール」を紹介します。このメールは「アラブの声メーリングリスト」で掲載されたものです。イラク暫定政府の非常事態宣言と米軍のファルージャ攻撃を受けて、日本人に向けての緊急メッセージとなっています。

 全文を以下に。

 購読している「アラブの声」MLより。米軍がファルージャを跡形もなく破壊しようとしているとのこと。

??以下転載

ファッルージャを完全破壊し住民を離散させる米国の計画 サウジ紙が暴露

 イラク駐留米軍はファッルージャに潜伏しているとされる所謂ザルカーウィ一派の殲滅を狙っているどころか、町を完膚なきまでに破壊する計画を練っていると8日付のサウジアラビアのアル・ワタン紙が報じた。

 本紙が信頼すべきイラクの情報筋から得た情報によれば、米国当局は現在、来る総攻撃で将来二度と住むことや復興が再建が出来ないように、ファッルージャを完全に破壊する計画をイラク暫定政府と練っている。

 この計画によれば、35万人に達する町の住民に、金銭補償をした後、近郊の都市や郡の間に破壊後に点在して建設される小居住区に住まわせる。

 この計画の目的は基本的に、戦闘後の犠牲者の家族や親族が1箇所に固まって住むことを防ぎ、(ファッルージャの)町が将来50キロ離れている首都バグダードを脅かす新たな拠点とならないようにすることだ。

 この計画はまた、西部地域の主要部族を首都から遠隔のヨルダン方面の地域に移住させることも含まれる。

 一方、西側の複数報告書によると、現在行われているファッルージャで抵抗勢力と米軍の軽、中火器による小競り合いは、抵抗勢力の警戒度と来る米軍の攻撃に対する防御力、彼らが使用する火力の密度などを打診する手段に過ぎない。
http://www.iraq4allnews.dk/viewnews.php?id=69225
****
 これではパレスチナ人に対するイスラエルのやり方と変わらない。
 バスラ・ネットに掲載された聖戦大隊の声明によれば、ファッルージャからの戦術的撤退もあり得るとしている。

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

??転載ここまで

 パレスチナに対するイスラエルのやり方もそうだが、アメリカもかつて自国で先住民(ネイティブアメリカン)に対して似たようなことをしていなかったか。どうしようもなく怒りを感じる。

米軍、ファルージャに突入 総合病院を占拠 (朝日新聞) - from goo ニュース 2004.11.8

 もう始まってしまったようだ。4月の時に比べるとはるかに大規模な攻撃になるらしい。いるかどうかも分からない「武装勢力の拠点の掃討」を理由に、また「虐殺」が始まる。

 バグダッド市民からの緊急メール:囚われのファルージャ(日本語訳:原文=英語もあり) 2004.11.7

 間に合わないだろうが、攻撃激化に反対する署名がオンラインでできるようになっている。以下のリンクを参照されたい。
 【緊急署名】攻撃激化に反対の意思表示を【転送転載してください】 from Falluja, April 2004 - the book 2004.11.7

 米軍がイラク・ファルージャを包囲したらしい。

 少なく見積もっても10万人が犠牲になったというのに、ブッシュとその協力者たち(無論、日本も含まれる。攻撃参加はしないけど)は、まだ足りないとでも言うのだろうか。

 ファルージャが今どうなっているのか。バグダット・バーニングのリバーベンドさんのレポートや、英BBCオンラインのレポート「ファルージャの祈りと涙:包囲されたファルージャより(2)」日本語訳はこちらFalluja, April 2004 - the book)が詳しい。

 Falluja, April 2004 - the bookでは、アメリカ大使館に攻撃をしないよう求める手紙・FAXを送ろうと呼びかけている。私も送ろうと思う。

 先の人質誘拐事件を巡っていろいろと考えることも多かったが、その過程で思ったことのひとつは、思考停止をしないで考えることはなかなか難しいということだった。ただ、自分のスタンスがどこにあるかによって、同じ事柄でもまるで違う事のように見える、ということは、事件をめぐる言説の中で確認できたと思っている。同時に自分のスタンスも。
 以下のエントリーは、この事件を考える際に主に参考にさせていただきました。脊髄反射的な非難から遠く離れて、それぞれのスタンスから書かれていて非常に参考になりました。

バカを救わないでどうする from たまごの距離 2004.10.28
■ [社会] イラク邦人人質:「ビザなし、100ドル」の旅行計画? from 甘いおやつ 2004.10.29
恐怖の相互監視システム from 勘繰り屋 2004.11.1
死者のカウントの仕方について。 from HERIKUTSUなる日々 2004.11.1
イラク人質事件はなぜ起きたか? from 法と常識の狭間で考えよう 2004.11.2
【死の哲学】人の死を悼むということ ?香田証生氏の死に際して? from 改善案まにあ 2004.11.3
おれたちのかわりにころされた from Negative Stories 2004.11.3
思考が広がるとらえ方 from たまごの距離 2004.11.5
[社会] イラクで殺害の香田さん、故郷で告別式 from 甘いおやつ 2004.11.6

 これらのエントリーを書かれた皆様に感謝します。

 香田さんの殺害、無念としか言い様がありません。合掌。

 他者から強制されない、自発的意志に基づく行為というものには、何らかの「自分探し」的要素が入るものと考えています。だから香田さんの行為が「自分探し」だったかどうかというのは重要ではないと思います。

このアーカイブについて

このページには、2004年11月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2004年10月です。

次のアーカイブは2004年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。