問題が発生するということは、何らかの矛盾が爆発した状態だと考えている。平たく言えば、物事には原因と結果があり、そしてすべての事柄は絶えず変動している、というように私は考えている。それは社会のことについても同様だ。
物事には原因と結果があるという考え方から見ると、日常的に起きるささいな出来事から、犯罪とされる出来事、「テロ」や戦争などの大きな出来事まで、必ず何らかの原因があるという考え方は特に変わったものではないと思っている。確かに問題が大きくなればなるほど、その原因は多岐にわたりそして複雑に絡み合うので、全容を把握するのは難しくなる。