確か「絶望に効くクスリ」で「俺、死なねえもん!」と言っていたはず。
それと同時に思い出したのは、ちょっと前に、Utada(宇多田ヒカル)が新しいアルバムについて、NHKのインタビューで言っていたこと。うろ覚えだが「英語の歌の歌詞にはストレートな言い回しが多い」というようなことを言っていた。
何がどう結びついたか、自分でもよくわからなかったが、昨夜5月10日にNHK総合でやっていた忌野清志郎の特番を観ていて、すこしその理由がわかった気がした。
ストレートな歌詞。ゴキゲンなリズム。ちゃんと日本語でロックンロールしてる。
とても死にそうにねえや、このおっさん。
ちょっと前のエントリーで調子悪くなっていたことを書いたのですが、その最中に「ボヤボヤしている場合じゃないぜ!」ってケツをひっぱたいてくれたのが、THE BOOMの「No Control」というアルバムに入っていた「オキナワ」という曲でした。
いつも歴史は改竄される 年寄りは猿轡はめられる
いつも歴史は高値で売れる 盗人の言い値がまかり通る
いつも歴史は改竄される 年寄りは猿轡はめられる
いつも歴史は上塗りされる 便所の戸板のペンキのように
このストレートな物言いに、はっとさせられました。過去の歴史を変えたがっている人たちがいったいどういう人たちか、今こそそれを見極める目を持たなければなりません。地道でしんどい作業ではありますが・・・
ちなみに同じアルバムに、「Electronic Parede」という、第1次イラク戦争(湾岸戦争)をめぐる世相を痛烈に皮肉った曲もあります。こちらもお薦めです。