例の漫画をめぐる騒動の追記

 ばたばたしていて、数日アクセスできないでいるうちに、勢いだけ(?)で書いた前のエントリに3つもTBいただきました。もう今さらなんでTBは返しませんが、TBしていただいた皆さま、ありがとうございました。

 で、先のエントリに補足する形でちょっとだけ追記を。

あれれ? NHK・ETV特集『戦場から伝えるもの』再放送はどこへ行った?

 楽しみにしていたNHK教育・ETV特集:戦場から伝えるもの?フリー映像ジャーナリストたちの記録の再放送。確か以前見た時は、9月19日(日)の午前2時20分から、と見た記憶があるけど・・・今日の新聞のTV欄を見たら、放送内容がパラリンピックについてまとめたものの再放送になっていた。あれれ? 再放送の予定変わった? いつの間に? 知らなかったぞい。

 う?ん、これでまた再放送予定をチェックしなければいけなくなってしまった。今度はいつなのだろう。もしかしてもう終わってしまったとか? そうだとしたらショック・・・そんなことないように願うのみ。ああ。

米軍ヘリ沖縄国際大学墜落事件:これは有事法制発動のシミュレーションだ

米軍墜落ヘリ持ち去る 沖縄 現場検証ないまま from 東京新聞 2004.8.17

 有事法制が発動された時に何が起こるか、そのシミュレーションをしっかと見せていただきました。日本の関係者を完全にシャットアウトして、事故を起こした機械(ヘリ)を勝手に持ち出し、当事者(ヘリ操縦者)の名前さえ教えない。見事です。治外法権が徹底しております。有事下では、軍隊は何をやっても機密をタテにシャットアウトし、秘密裏にコトを勧めようとするんだろうなあ、というのが容易に想像できます。

NHK教育ETV特集「戦場から伝えるもの?フリー映像ジャーナリストたちの記録」 アテネ五輪の裏に好番組あり

ETV特集:戦場から伝えるもの?フリー映像ジャーナリストたちの記録 from NHKオンライン ETV特集 2004.8.14

 不覚にも始まりの30分を見逃してしまったが、見はじめた時点からでも十分な迫力を持った内容の好番組だった。DAYS JAPANの編集責任者でもある広川隆一を始め、森住卓、豊田直巳、主にアフリカの戦場を追う亀山亮など、有名無名を問わず活動するフォトジャーナリストを取り上げている。彼らがどのようなプロセスを経て今の仕事に至り、いま何をしているのかを追っていた。
 子供の相手などをしていてちゃんと見られなかったのが残念。ぜひ、頭から通してちゃんとみたいので、再放送をぜ逃さずチェックしたい。

有事関連7法案が成立

有事関連7法案:参院本会議で可決、成立 有事法制整う from MSN-Mainichi INTERACTIVE 2004.6.14

 この夜のテレビニュースは、近鉄・オリックス球団の合併やアテネオリンピック代表が新たに決定したとか、皇太子発言をめぐる天皇家のこととか、そういうニュースに時間を割いていたようだ。あるキャスターなどニューヨークから「今はここには来ないほうがいい」などと言いながら、メジャーリーグで活躍する日本人選手にインタビューしていた。
 有事法制成立のことなど、どこもトップで扱っていなかったのが、今のこの国の社会とメディアの「状況」を表している。

 2004年6月14日夜。有事関連7法案成立という、この日の出来事を記憶し、記録しておく。この国が、「”ある曲がり角”を曲がった事を記録した日」として。

紛争解決には『意地でも言葉を』大塚英志さん(批評家)=東京新聞

紛争解決には『意地でも言葉を』  “戦時下”の今、反戦・護憲に取り組む 大塚英志さん(批評家) from 東京新聞「土曜訪問」2004.6.5

 「戦時下」の定義といい、戦後の日本人の「責任意識」といい、いちいちその通りと思う。いつのまにか、自分の言葉で自分の意志を語る人・場面がほとんどなくなっている状況は、相当に危うい。
 イラク参戦、北朝鮮問題、人質事件を巡る世相等々、マスメディアの「腰の引け方」が異様に目立つだけに、今は言いたいこと、言うべきことを言いつづける意志が求められていると思う。もちろん自分に対しても。