モンスター○○の行動とその背景の思いについて

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 何かあると、自分の意見をなんとしても通そうとする人がどんなグループにもいる。最近の経験から、その傾向と対策を考えてみた。

■基本パターン
第1段階)自分の考えと違うことに対し、相手を気遣うそぶりを見せつつ、済んだ議論を何度でも蒸し返していつまでも反対する。
第2段階)直接の担当者を飛び越えて、上役/上級組織/公的機関等の権威や見解を持ち出して、済んだ議論を何度でも蒸し返して、いつまでも反対する。
第3段階)自分と意見の合いそうな人(内部外部を問わず)に個別に接触して組織化して外部からの圧力をかけ、済んだ議論を何度でも蒸し返して、いつまでも反対する。
第4段階)すべてをボイコットして自身に関心を向けさせ、済んだ議論を何度でも蒸し返して、いつまでも反対する。

 基本パターンは、順番通りに進むこともあれば同時進行のケースもある。各段階に共通しているのは、公式の会議(定例の会議とか全員が対象の総会など)にはまず出てこないで、直接の責任者や言いやすそうな人に、個別にごちゃごちゃ言い続けること。構成員全員がいる場で議論しようと呼びかけると、意味不明な理由をつけて欠席するか、しぶしぶ出てきてその場では一切何も言わない。
 和を重視する人が多い組織の場合、直接の責任者が折れて、モンスター側の言い分が徹ってしまうことがしばしばある。

■対策
1)何か言ってきた場合、その場では絶対議論しない
 ほとんどの場合、公式の場では何も言わず、責任者など個別の人をターゲットにモノを言ってくる。そこで議論したら泥沼化は必至。「ご意見は承りました。議論は次の会議にて」など事務的な応対に徹する。
2)議論は公式の場で必ず行う。
 どんな組織でも、意志決定の場が定められており、そこの議論と結論を持って組織の方針となる。それを経由しない意見や結論は、その組織の総意とはなり得ないので、その原則を崩さない。つまり「ご意見は会議で出してください。そこで議論しましょう」ということ。
3)済んだ議論は済んだことであること明確に示す
 決着済みの議論を蒸し返すことで自らの意見を通そうとするケースが多い。決着済みの案件は決着済みであることを、当事者も含めて組織の構成員全員に明示する。
 ただ、議論が決着済みであることの前提条件が変わり、再度議論する必要が出てくることも少なからずある。その場合でも、議論を再開する際には、その前に前提条件が変わったことを、公式の会議で必ず議論・確認する。モンスター側はこのプロセスなしに、議論を蒸し返そうとするので、混乱を避けるために必要である。
4)ボイコットにはあわてず、第三者を加えた話し合いの場を作って、話し合いするよう呼びかける
 モンスター側がどうにもならなくなると、たいてい次はすべての会議・行事などにボイコットする行為に出る。追い詰められていることの反映でもあるので、あわてることはない。
 この段階になったら、組織の責任者は、構成員への情報提供をしながら、上役/上級機関/公的機関等と相談し、複数の担当者を選んで、当事者と、できれば第三者(上役/上級機関/公的機関等の担当者)を加えた直接の話し合いの場を設け、相手に話し合いを呼びかける。まず一度で出てくるわけではないので、繰り返し粘り強く呼びかける。
 この段階にいたって初めて、「モンスター側」の要求と真意をまじめに聞く場ができる。一通り相手の話を聞いた上で、今後の取り扱いも含め、公式の会議に諮る。

 私の周りで、現在モンスター化の事例が2件ほど同時進行中でして、あまりに理解不能なので、どうしてだろうかと考察してみたものです。どこまで一般的に当てはまるかよくわかりませんが、私が見聞きし経験した範囲では、こんなものじゃなかろうかと思っています。
 根っこには、自分の考えをきちんと伝えるための表現方法や、実際の集まりの中でそれを行う手立てや段取りに通じていない/知らないことがあると思っています。膝詰めで、まじめに相手の話を十分に言わせる機会を持てば、たいていは収まるものだと思うのですがねぇ。

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