所詮は短期の持ち直し

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 Asahi.comによると、竹中経済相が提出した1月の月例経済報告の基調判断に、事実上の「景気回復宣言」が盛り込まれたそうな。(月例経済報告の基調判断、3年ぶりに「回復」 from asahi.com : 経済)
 本当に景気回復となれば結構なことではあるが、「回復基調」なのが輸出と企業設備投資、そして企業収益が中心であり、個人消費も「持ち直しの動き」と評価するものの、内需見通しのバロメーターとも言える雇用は依然として厳しいのは、輸出頼りと大企業を中心としたリストラ効果による回復であって、個人消費を軸とした内需拡大の回復ではないことは誰の目にもはっきりわかる。単純な話、国内で企画・生産・流通させても売れないから、リストラによるコストダウンで輸出で海外に売りまくるということであり、輸出先諸国の景気次第の面もあるから、長続きはしないだろうと見ている。実際にこの国で生活している一般国民に「回復」の実感がないのは当然だろう。
 経済の各種指標が景気回復傾向を示し、実際に企業収益も回復に動きつつ、一方で失業率も増大するという「ジョブレス・リカバリー」という現象が欧米で出て来つつあるらしい。企業は業績を回復する一方で、雇用が回復しないので一般国民は疲弊するというこの現象。いよいよ日本でも顕在化してきつつある。このままでは、個人消費の主役である一般国民はどんどん相対的貧困化していくだけである。

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